網膜色素変性症のはなし(フローラ88店)

「網膜色素変性症とは」

網膜色素変性症は、カメラでいえばフィルムに相当する「網膜」に異常をきたす病気です

網膜は光を神経の信号に変える働きをし、この信号が視神経から脳へ伝達され、光を感じる仕組みです

網膜の視細胞には大きく分けて2つあります。

網膜の中心部周辺に多く分布している「杆体細胞(かんたいさいぼう)」で、主に暗いところでの物の見え方とか

視野の広さなどに関係しています。

もうひとつは「錐体細胞(すいたいさいぼう)」で網膜の中心にある黄斑部と呼ばれるところに分布して、

主に中心の視力とか色覚などに関係しています。

このうち杆体細胞の障害が起きてしまい、暗いところで物が見えにくくなったり(とりめ、夜盲)、視野が狭くなったり(視野狭

窄)するような症状とともに視力が低下してきます。

そこで特殊なフィルターレンズ「遮光眼鏡レンズ」を使用します。

遮光眼鏡は明るいところから急に暗いところに入ったときに感じる暗順応障害に対して有効であるほか、

物のコントラストをより鮮明にしたり、また明るいところで感じる眩しさを軽減させたりします。遮光眼鏡のカラーを選ぶときの

ポイントは、トライアルを使用して実際に体感することをお勧めいたします。

感じ方は個人差がありますのでご使用されるシーンに合わせてお選びください。

またトライアルを使用される際には、天気の良い日をお選びいただくことをお勧めいたします。

遮光眼鏡は青色光線を抑える機能により信号を誤認する危険性があるなどカラーにより昼間でも運転に適さないものや、

カラーの濃度により夜間や薄暗い場所での運転に適さないものがございますのでご注意ください

詳しくは→
当店 遮光眼鏡のページ(フローラ88店のみ取扱い)

網膜色素変性症は特定疾患研究の対象疾患に指定されているので、厚生労働省の医療助成制度が受けられます。

また、視野や視力の障害が進んだ場合には、障害の度合いによって身体障害者の認定を受けられる可能性があり、

公的なサービスや援助を受けられます。

詳しくは→
当店 補装具費支給制度のページ